田村です。
人徳のある人って、穏やかで人間が出来ていて憧れますよね。
「ああいう風になりたい」と思ってはいるものの、人徳自体が漠然としているのでいまいち行動に移せません。
というわけでこの記事では、以下の内容についてお話します。
- 漠然とした人徳をきっちり定義する
- 人徳を積む具体的な方法論
- 人徳を失わないための心掛け
この記事の内容を実践すれば、好感度が上がったり、人を紹介してもらえたりなど、妙に運がいいことが起きるようになります。
なので、是非続きを読んで、実践してみてくださいね。
それでは、まず人徳の定義から確認していきましょう!
Contents
そもそも人徳とは?
人徳と言うと、何となく「人間力」のような意味で使ってしまいますよね。
ひとまず人徳の正確な意味を確認すると、人徳とは「その人に備わっている徳」です。
そして徳とは、「人間が持つ気質や能力に、社会性や道徳性が発揮されたもの(ウィキペディアより)」を指します。
まあ要するに、徳や人徳は辞書で調べても漠然としているのです。
しかし、人徳の定義が漠然としたままでは、「人徳者」を目指すことは出来ません。
というわけで、このブログでの独自の定義を作ります。
※厳密には、自己啓発セミナーで習ったロジックをアレンジしたもの
今から話す定義は正解とか間違っているとかそういう次元のものではなく、「その定義を採用すると積極的に徳を積みたくなる」という効果が得られることが重要です。
というわけで早速、人徳の独自定義を見ていきましょう。
まず、人徳とは、その人が積んだ徳の量です。
そして徳とは、周囲に何か施すことで得られる運気ポイントみたいなものです。
で、運気ポイントが本人の知らないところで使われて、人からの信頼や好感、人との出会いなどに使われます。
こうやって考えると、人に何か施しをして直接的な見返りが返ってこなくても気になりません。
なぜなら、ちゃんと運気ポイントはたまっていて、何かの拍子にポイントが還元されると思えるからです。
で、実際にこの考え方を採用して私は行動も変わりました。
まず、人に何かを提供することが苦にならなくなったんです。
また、何か提供しても見返りを求めようとする気持ちも消えました。
見返りを求めたい気持ちを我慢したのではなく、そもそもそういう気持ちが発生しなくなったのです。
すると、周囲からの好感度が上がってきたのを実感出来ましたね。
あ、ちなみに徳の効果を実感し始めてからしばらくすると、人脈を紹介してもらえることが増えました。
これは、徳が好感度や人脈に変換されたと解釈出来ます。
こういうことが起きるので、徳はポイント制なんだという定義を採用してみましょう。
さて、徳という漠然とした概念を「ポイント制」という具体的なイメージに置き換えました。
となれば、後はどうやってポイントを稼ぐかを考えればいいわけです。
というわけで、人徳を積む方法を考えていきましょう。
人徳を積む方法(前編)ポイントを稼ぐ
人徳にカウントされるポイントを稼ぐのは実に簡単です。
だって、単にいいことをすればポイント加算されるからです。
ただし、「こないだ○○をしてあげたよね?」などと言うと、ポイントが無効になってしまいます。
なぜなら、見返りを求めて行う行為は徳とは程遠いものだからです。
さっき説明した定義を採用するのなら、誰も見てないところでトイレ掃除をしてもちゃんとポイントは加算されていることになります。
なので、何か直接的なメリットをすぐに実感できなくても、焦らず徳を積みましょう。
それでは、徳に加算される「いい行い」の具体例を見ていきましょう。
人徳を積む方法1、親切を施す
徳を積む方法として、親切を施すのが一番シンプルですよね。
もちろん、わざわざボランティアなど大げさな活動をしなくても構いません。
職場でも、同僚に小さな親切をする機会はいくらでもあるはずです。
私の場合は、昔働いていた施設で、朝出勤して夜勤明けの同僚によくコーヒーを作ってました。
こんなちょっとしたことでも、さりげなく続けていると結構感謝されたりするものです。
もちろん、「いつもコーヒー入れてやってるだろ」なんて言ったら、好感度は一気にマイナスになるので、そういう態度を取ってはいけません。
こんな感じで、相手にちょっとひと手間かけることと、恩に着せないことを意識しましょう。
人徳を積む方法2、相手の感情を尊重する
私は、相手の感情を尊重することでも徳は積まれると思っています。
なぜなら、人徳のある人は相手の感情や立場を尊重するものだからです。
それに、相手のことを考えるって、意外とエネルギーを使います。
これは、自分のことばかり考えている人が沢山いることからも簡単に分かります。
例えば、普通に会話をしていると、すぐに「俺は~」と自分語りに入る人ってどこにでもいるわけです。
こういう自分の話ばかりしたがる人は、基本的に自分のことばかり考えていることが多いです。
だから、そういう人は周囲の目がある中で部下を怒鳴って面目を潰すなど、配慮に欠ける行動をすることがあります。
というわけで、相手の感情や立場に配慮することも心がけてみましょう。
ちなみに、相手の間違いを直したい時に、相手を傷つけずに誘導する方法もあります。
【参考記事】
自分の間違いを認めない人の心理とは?相手を傷つけないメッセージの伝え方!
上記の記事にて、相手を傷つけずに改善に向かわせるテクニックを4つ紹介しているので参考にしてください。
もちろん、上記の記事で書いた方法は、スバっと相手を一刀両断するのに比べて頭を使う必要があります。
だからこそ、「相手のためにひと手間かけて思考力を使う」ことで徳を積めるのです。
余談ですが、間違いを認めない人に対処するテクニックはネットでお金を稼ぐことにも使えます。
なぜなら、ネットで稼ごうと思った時に、人の感情を傷つけない配慮が出来ないとお客さんがついて来ません。
なので、徳積みはただの道徳ではなくて、ビジネスで成功するために必要なマインドセットでもあります。
私は、お金と心を両方豊かにすることを理念の1つとしているので、こういった徳についての解説もしているわけです。
その辺りの理念はプロフィールで詳しく書いてますので、是非ご覧ください。
【参考記事】
人徳を積む方法3、相手の背後にいる人たちにまで影響を与える
先ほどまで、周囲の人に親切をして徳を積む話をしてきました。
人に親切を施すことで、コツコツと徳を貯めましょうという話ですね。
もちろん、それも大事なことだから先に説明をしたのですが、実は一気に大きな徳を積む方法があります。
それは、相手の背後にいる人に影響を与えることです。
例えば、イチロー選手の奥さんである弓子さんは「内助の功」的な存在として有名ですよね。
弓子さんがイチロー選手を支えたからこそ、イチロー選手はあれだけ活躍できたのでしょう。
そして、イチロー選手が活躍したことで、多くの人が勇気をもらえたり、感動したりしました。
こんな感じで、自分が支えた相手が活躍して人に勇気や感動を与えると、その分の徳まで自分の徳としてポイント加算されます。
これは、SNS上で弓子さんの「内助の功」が称賛されていることからもご理解いただけるでしょう。
「相手の背後にいる人に影響を与える」というのは、こういう意味です。
ちなみに、私はネット副業のコンサルタントとして、コンサル生を教える時もそういう気持ちでやっています。
「コンサル生が稼げるようになった後、どんな影響を人に与えていくのか」
私はそれをいつも意識しています。
例えば、コンサル生が今まで培ったノウハウを駆使して色んな人をサポートして喜ばせれば、その分の徳も一部私に加算されるわけです。
まあ非科学的な話かもしれませんが、徳とはそういう設定だと思えば、相手の将来や相手の周囲にいる人のことにまで考えが及びます。
結果として、「田村さんは私のことをすごく考えてくれてる!」みたいな反応をコンサル生からもらえたりするわけです。
このように、二次的な影響もポイント加算されると思うことで、現実的な利益が実際にあります。
なので、試しにこの「設定」を採用してみましょう。
なお、具体的にどういう行動をすればいいのか分かりにくいとあなたは思ったかもしれません。
その場合はあまり難しく考えずに、何かを頑張っている人を応援してみましょう。
それだけでも大きな徳を積みやすくなりますよ。
さて、ここまで徳のポイントを稼ぐ話をしてきました。
もちろん、今まで説明したこと以外でも「いい行い」は全部ポイント加算されますので、無理のない範囲で実践していきましょう。
ただ、人徳者を目指すためにはポイントを稼ぐだけでは不十分です。
なぜなら、徳のポイントは言動次第では「減算」されるからです。
なので、どういう時にせっかく積んだ徳がなくなってしまうのかを確認していきましょう。
人徳を積む方法(後編)ポイントを浪費しない
すでに説明した通り、人徳のポイントは「いい行い」をすると加算されます。
ということは、反対に「悪い行い」をすると減算されるわけです。
というわけで、徳のポイントが減ってしまう行いを具体的に見ていきましょう。
人徳を台無しにしない方法1、見返りを求めない
せっかく何か親切をして徳ポイントが加算されても、見返りを求めたらポイントは無効になります。
これは、恩着せがましいことを言われた時の不快感を思い出せばすぐにご理解いただけるでしょう。
ていうか、見返りを求めたらポイントが無効どころか、マイナスになることだってあり得ます。
例えば、いつも恩着せがましい人が何か差し入れを持ってきても、あまり嬉しくないですよね。
それは、日頃の恩着せがましい言動によって、ペナルティとして徳が減算されまくったからです。
そして、人徳を減らしまくった人は周囲に嫌われるという形で報いを受けます。
というわけで、恩着せがましいことを言わないように気を付けましょう。
人徳を台無しにしない方法2、お陰様、お互い様を使いこなす
人から何か感謝をされた時に、「俺のおかげだ!」みたいなことを言うと徳が減ります。
なぜなら、承認欲求を満たすことに徳ポイントが消費されるからです。
どういうことかと言うと、あなたが何か手助けをしたおかげで同僚が何かの成果を出したとしましょう。
その時に、あなたは我慢しきれずに、「いや実はね、俺が○○をしてあげたことが効いたんだよ」と周囲に言ったとしましょう。
すると、周囲の人は「さすがですね!」みたいな感じであなたに注目するかもしれません。
しかし、こうやって自分に注目を向けることは他人からエネルギーを奪うので、徳は消費されるのです。
ここで、「注目を集めることはエネルギーを奪う」の意味が分かりにくかったかもしれません。
しかし、自慢話を聞かされるとウンザリするでしょう?
それがまさに「エネルギーを奪われた瞬間」なのです。
徳はエネルギーの一種なので、以下の記事も併せて読むと理解が深まるでしょう。
【参考記事】
さて、それでは相手から感謝された時に、徳を浪費しないためにどうすればいいのでしょうか。
それは、「お陰様、お互い様」を使いこなすことです。
こうすれば、他人からエネルギーを奪うこともなく、徳を浪費することがありません。
それでは、「お陰様、お互い様」の活用例を見ていきましょう。
- ○○さんのお陰で頑張れたんですよ。
- 僕がこんなことを出来たのも○○さんのお陰です。
- いつも助けてもらってますからね。このくらいは当然です
いつもこういうスタンスでいれば、徳を浪費することなくポイントが貯まっていきます。
また、人間は直感的に人徳を積んでいる人間が分かるので、周囲からの好感度も変化してきます。
自分がやった行動を褒めてもらおうとするよりも、長期的な好感度を得られた方がいいですよね?
なので、「お陰様、お互い様」を使いこなしていきましょう。
人徳を台無しにしない方法3、感情的にならない
怒りやイライラを爆発させると、徳を一気に浪費します。
というのも、すでに説明したように徳はいいことをすると貯まり、悪いことをすると減るからです。
そして、根は悪い人でなくてもつい徳を浪費しがちな行為が、「感情的になること」なのです。
しかし、ただ怒りを抑え込むだけでは、根本的な解決になりません。
なぜなら、怒りを我慢してても周囲の人には伝わるし、それで不快感を与えたら結局徳を浪費するからです。
なので、最初から怒りがわかないような思考を身に付ける必要があります。
そのための思考トレーニングとして最適なのが、先ほど紹介したエネルギーという価値基準です。
【参考記事】
というのも、人間関係でイラっとする時って、抽象度を上げるとほぼ全部が「エネルギーを奪われた時」で説明できてしまいます。
なので、「今のはどういう形でエネルギーを奪われたんだろう?」と考えると、不快な出来事が学びに変わります。
余談ですが、プロフィールにもある通り、私は介護施設で働いていました。
その施設で、クセのある利用者(Yさんとしておきます)が一人いたんですね。
で、そのYさんは気に入らないことがあると、いかにもイライラしている空気を発しました。
そしてある日、私が近くで記録を書いていると、背後からYさんの熱い視線を感じたんですよね・・・
私としても、時間と労力を奪われたくないから目を合わせないようにしていると、Yさんは何か挑発的な言葉を投げかけてきたんですよ。
ただ、すでにエネルギーの理論を学んでいた私にとって、それが「構って欲しい、エネルギーを奪いたい」という言動であることは分かっていました。
だからかなりエグい挑発でも適当に生返事で流していたら、近くを別の職員が通りかかったんですね。
すると、Yさんは別の職員を挑発し、その職員と大喧嘩が始まりました。
その光景を見ていて、私は思いました。
Yさんは5chやSNSの荒らしと何も変わらないし、それに引っかかった職員は荒らしにエサを与えてしまう人そのものなんですね。
こう考えると、妙にイライラを周囲にぶつけてくる人って、5chの荒らしと同じで構って欲しいわけです。
これを念頭に入れると、別の人で同じパターンに出くわしても、「ああ、コイツはあのパターンか」とすごく冷静になれます。
このような感じで、以下の2つを念頭に考えてみましょう。
- この人はどういう形でエネルギーを奪っているか
- この人はどういう形でエネルギーを与えているか
この思考トレーニングをやることで、私自身、怒りが湧くこと自体がかなり少なくなりました。
感情は大きく徳を浪費させる落し穴なので、この思考トレーニングは是非試して欲しいですね!
まとめ
それでは、今回の内容をまとめます。
- 人徳とは、その人が積んだ徳の量
- 徳はポイント制だと思うと、徳積みをしやすい
- 徳はいいことをすると積まれ、悪いことをすると減る
- 徳を積む方法1つ目は、親切を施す
- 徳を積む方法2つ目は、相手の感情を尊重する
- 徳を積む方法3つ目は、相手の背後にいる人たちにまで影響を与える
- 徳の浪費を防ぐ方法1つ目は、見返りを求めない
- 徳の浪費を防ぐ方法2つ目は、お陰様、お互い様を使いこなす
- 徳の浪費を防ぐ方法3つ目は、感情的にならない
こうやってポイントを貯め、せっかく貯めたポイントを浪費しないように生きていけば、結構な徳が貯まります。
そして、貯まったポイントが周囲からの好感度や、人脈の紹介、情報の提供などに変換されるわけです。
実際に、私は地元の議員を紹介されて知り合いになってしまったので、徳の力ってスゲーって思ってます。
さて、徳積みは日々の生活でも重要なことですが、ビジネスでも重要なことです。
なぜなら、人徳がないとリピーターはつかないし、人脈も出来ないからです。
私はビジネスだけではなく、こうした人生の充実も同時に達成するための思考も教えています。
- お金のことで悩んでいる
- 将来に漠然とした不安がある
- ビジネスを通して稼ぐだけじゃなく、成長もしたい
もしあなたがこのような思いを持っていたら、お気軽にご相談いただきたいと思います。
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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