田村です。

 

プロフィールにもある通り、私は介護士の経験があります。

 

で、この記事を開いたあなたは

  • 介護士で、現状の給料の安さを嘆いている
  • 転職先として介護をすすめられたが、介護で本当に大丈夫なのか調べている

おそらくこのどちらかでしょう。

 

ひとまず、あなたは“介護業界への転職を考えているが、この業界は本当に大丈夫なのか調べている”と想定してお話しますね。

 

ちなみに私が以前に働いていた職場はこんな感じでした。

 

  • 正社員雇用
  • 三年ほど勤務して手取りは13万円のまま
  • 夜勤手当は驚きの1回あたり3000円未満
  • 昼夜問わず呼び出される管理者(70歳くらい?)の手取りが16万円ほどで、事務から「もらい過ぎ」と怒られる

 

「いや・・・さすがにそれはこのブロガーの元職場が特別だったと思いたい・・・」

 

確かに、統計を色々調べると私のケースは「平均以下」でした。

 

だからと言って、介護という業界がヤバいことには変わりありません。

 

まあハッキリ言ってこの業界は大丈夫じゃないので、心の準備をしてからご覧ください。

 

現状における介護士の待遇

 

 

まずは、全国的な介護士の待遇を数字で見てみましょう。

 

次に示すのは月あたりの平均賃金と、賞与に関するデータです。

 

(いずれもデータは公益財団法人・介護労働安定センターの平成29年度介護労働実態調査結果より)

 

「あれ?そこまで悪くなさそう・・・」

 

そんな意見もあろうかと思いますが、「賃金」って税金や社会保険料を引かれる前の「額面」です。

 

つまり、約21万円の平均賃金から税金などが天引きされるので、介護士の手取り月収は平均で20万円を下回ります。

 

あと、介護職員の平均賃金は約21万円ですが、男性の全業種賃金の平均はで約34万円でした。

※厚生労働省の「平成29年賃金構造基本統計調査の概況」、4ページ目を参照

 

男性に限って言えば、介護士の賃金は平均より約13万円低いわけです。

 

月13万円も収入が違えば、以下のような点で生活レベルもめちゃくちゃ違ってきますよね。

 

  • 住む部屋
  • 食事のグレード
  • 車を持てるかどうか
  • 子どもを塾に行かせられるかどうか

 

というわけで、介護の道に進むなら「人並みの生活」はまず諦めた方がいいでしょう。

 

ちなみに、正社員の平均賞与59万円という数字を見て少しは希望も感じるでしょう。

 

しかし、「賞与なし」が12%、無回答が17.6%もいます。

 

無回答のうちどれだけが「賞与なし」か分かりませんが、賞与がない正規職員が無視できない割合でいるわけです。

 

この「平均賞与59万円」がもらえるのとゼロなのとでは、落差がめちゃくちゃ大きいですよね。

 

まあ、経営が苦しい施設なんて山のようにありますので、賞与を支給できる勝ち組施設に就職できる可能性の方が低いと思います。

 

実際、私のいた施設にも賞与はありませんでした。

 

というわけで、あんまりこのデータを見て期待しない方がいいでしょう。

 

介護士の給料が安い理由

 

 

それでは、介護士の給料はどうして安いのでしょうか?

 

それは、介護保険制度の成り立ちを考えてみれば分かります。

 

介護保険制度が出来る前は、要介護老人のお世話は医療で見ていました。

 

しかし、それだと医療費がかさみ過ぎるということで、医療と介護を分けることになったのです。

 

要するに、老人のお世話にかかる社会的コストを下げることが介護保険制度のそもそもの目的だと言えます。

 

では、介護保険制度ではお金の流れはどうなっているのでしょうか。

 

簡単に言うと、各施設が「介護保険制度で定められたサービスをこれだけ行いました!介護報酬をください!」と行政に申請して報酬をもらいます。

 

要するに、介護保険サービスは病院の「保険診療」と同じ仕組みで行政から報酬をもらっているのです。

 

そして、介護保険サービスは何がどれだけの価格なのかこと細かく国が決めています(医療も同様)。

 

つまり、介護サービスを提供して得られる収益は公定価格なので、企業努力で単価を上げることがほぼ不可能です。

※保険外サービスを提供し、継続的に売り上げを上げられるなら話は別ですが

 

ここまでの話をまとめると、以下の2点です。

 

  1. 介護保険制度は老人のお世話にお金をかけたくないところから始まった
  2. 介護サービスは公定価格なので、国が報酬単価を上げない限り介護士の収入は増えない

 

 

さあ、この2点を合わせると、恐ろしい現実が見えてきます。

 

 

どういうことかと言うと、介護報酬を引き上げて国の介護負担が増えると、介護保険制度の目的から考えて本末転倒なわけです。

 

実際、国は3年に1度の介護報酬見直しをやっていますが、2015年度は2.27%も引き下げられました。

 

この大幅引き下げで倒産した事業所もあったと聞きます。

 

ちなみに2018年度はプラス0.54%の改訂です。

 

このプラス改訂の背景は、2015年度の大幅引き下げのせいで多数の事業所が経営悪化、さらに介護職員の離職が増加したことでした。

※「当たり前だろ、やる前からそうなることは分かるだろ」と言いたくなります

 

しかし2015年に2.27%も引き下げた悪影響を考慮してのプラス改訂なのに、2018年度のプラス幅はたったの0.54%です。

 

しかも、サービスによっては引き下げられたものもあり、2018年度の改訂は事業者にとって単純に喜べる内容ではありません。

 

介護士の奴隷労働が散々問題視されているにも関わらず、こんな有様なのです。

 

国は介護士の待遇改善に取り組む気が全然ないことが、介護報酬の改訂にもよく現れていますね。

 

介護の道に進んでも大丈夫なのか

 

 

さて、あなたはおそらく「介護業界は大丈夫なんだろうか?」という不安を抱えているかと思われます。

 

私の中では、この業界は大丈夫ではないです。

 

理由は先ほど確認した統計や介護報酬の仕組だけでも十分ですが、あえて以下の3点を追加で解説したいと思います。

 

  • 介護の業界は大丈夫!と言っている人たちは人材斡旋に関わる人たち
  • 介護職のキャリアにどれほどの意味があるのか疑問
  • 処遇改善加算は大して役に立たない

※処遇改善については後で解説

 

なぜなら、キャリアアップや処遇改善加算を持ち上げて、介護職に夢を持たせようとするサイトがあるからです。

 

介護業界は大丈夫!と言っている人たちとは

 

突然ですが、こういう感じのフレーズを目にすることはありませんか?

 

  • 「やってみよう」という気持ちさえあれば大丈夫!
  • 介護はどんどんキャリアアップしていける仕事!
  • 処遇改善加算もあるし、国も介護士の待遇改善に動いてるから安心!

 

こういうフレーズはハローワークでもネットでも見ることが出来ます。

 

では、こういうことを言っている人たちの肩書や立場を意識したことはあるでしょうか。

 

単刀直入に言うと、こういうことを言う人たちは以下のような人たちです。

 

  • 人材系のビジネスをしている人
  • 介護資格講座の講師

 

 

このような人たちは、あなたが「よし!介護をやろう!」と行動することで利益を得る人たちです。

 

 

そりゃあ彼らも「介護は大切な尊い仕事!キャリアアップも出来るし将来性もあります!」と言いますよ。

 

しかし現実は、現役の介護士が「介護はキャリアアップも出来るし将来も安心」なんてブログやSNSで言っているのを見たことがありません。

 

ひとまずネットの情報だけであれこれ悩んでも仕方ないですよね。

 

なので、おすすめは施設見学に行って現役の介護士に話を聞くことです。

 

その時の注意点として、責任者や主任がその場にいる時の介護士の発言は信じないようにしましょう。

 

なぜなら、そういう時は職場にとって都合が悪いことを言いにくいからです。

 

まあ心配しなくても、ちょっと責任者がいなくなると介護士はネガティブなことを伝えてくれますがね。

 

実際、私はちょっと施設に見学に行っただけで、「ご両親はこの業界に入ることに反対しなかったんですか?」と最初に言われたくらいですから。

 

「ちょwww 第一声がそれ!?」

って思いました・・・

 

ひとまず、現役介護士の生の声ってそんな感じだということです。

 

介護はキャリアアップしやすい仕事なの?

 

「介護はどんどんキャリアアップしていける仕事です!」という主張が多いので、これに関する私の意見を述べます。

 

確かに医療・福祉業界は資格社会です。

 

そして、介護の資格も、以下のようにステップアップします。

 

介護資格のステップアップ

介護職員初任者研修(取得費用 5~8万円)

↓    ↓    ↓

実務者研修(取得費用 10~20万円)

↓    ↓    ↓

介護福祉士(3年の実務経験と実務者研修を取得すれば受験できる)

 

こうやって介護の業界には分かりやすいステップアップがあるので、安心してキャリアアップに専念しましょうという主張があるわけですね。

 

しかし、介護の現場では資格を取っても大して意味はありません。

※初任者研修だけは取らないと身体介護が出来ないので話になりませんが・・・

 

 

なぜなら、同じ介護サービスを初任者研修の人がやっても介護福祉士がやっても、請求できる介護報酬が同じだからです。

 

 

つまり、国は社会福祉士の介護サービスには、初任者研修の人のサービス以上の価値はないと認識しています。

 

だから上位の資格を取ったからと言って給料が上がるわけないんです。

 

ちなみに、株式会社ウェルクスが介護福祉士に対して「介護福祉士の資格手当はどのくらいか」をアンケート調査しています。

 

その調査によれば、回答の半数近くが「0円~5,000円」という悲しい結果です。

 

しかし、介護福祉士のサービスと初任者研修の人のサービスが同じ市場価値なのだから、当たり前の結果が出たとしか言えません。

 

結局、国が介護福祉士のサービスにより高い市場価値を認めない限り、実務者研修や介護福祉士の資格を取って経済的なメリットを実感できることはないでしょう。

 

処遇改善加算で介護士の待遇は改善される?

 

「処遇改善加算で介護士の待遇も見直されてきてるから大丈夫だよ!」という主張もよく見かけます。

 

ちなみに処遇改善加算とは、介護士の給与に反映するための加算で、利用者に請求するサービス料にも反映されています。

 

この処遇改善加算も介護保険制度に規定されているので、公定価格のはずです。

 

なのになぜか、私がもらった処遇改善加算は1年で驚きの5万円でした・・・

 

しかし、私のいたところを辞めて飛び出した人が、新しい職場で処遇改善加算を毎月1~2万円もらっていると聞いたんですね。

 

この時点で、会社が私たちの処遇改善加算を中抜きしているんじゃないかと疑いましたが・・・

 

まあ、過ぎたことをほじくり返してもしょうがないのでやめましょう・・・

 

ひとまず、処遇改善加算はもらえても月1~2万円程度だと思った方がいいです。

 

また、処遇改善加算は介護サービスに付属している加算なので、よほど超人的なペースで処遇改善加算がついている介護サービスを実施しまくらないと処遇改善加算でもらえる手当は月5万円を超えるのは難しいでしょう。

 

平均月収21万円(額面)という給与水準の低さから考えれば、まさに焼け石に水です。

 

余談ですが、2019年10月から、勤続10年以上の介護福祉士を対象に月8万円の賃上げが実施されます。

 

しかし、この制度はハッキリ言って鼻で笑うレベルです。

 

  • そもそも実務者研修を受ける経済的、時間的負担が大きくて介護福祉士の受験者が激減している
  • 介護福祉士の平均勤続年数は6年
  • 以上の2点から、この制度の対象者自体がかなり少ない
  • 対象者への8万円は事業所に支給される上、全額を対象の介護福祉士に支給する義務はない

 

今はネットのおかげで情報弱者も少なくなっています。

 

だからこんなので、「介護職は月8万円収入アップだぜ!ひゃっはー!」なんて騙される人はいないでしょう。

 

国が真面目に介護士の待遇を改善したければ、介護報酬を上げればいいだけなんです。

 

でも国は、介護報酬は意地でも手をつけません。

 

以上のことから、男性が介護職についてまともに結婚して家庭を持てるレベルの待遇が実現する可能性は極めて低いと言えるでしょう。

 

介護士の心身の負担について

 

 

介護士は収入の低さもさることながら、そもそも10年も20年もやっていたら体を壊します。

 

実際、「#介護士辞めたの私だ」というタグでツイート検索をすると生々しいツイートがいっぱい出てきます。

 

 

まあこれが介護職を体験した人の生の声ですよ。

 

ちなみにテレビで介護が話題になる時って、常に老人の目線であって、介護士の目線で現場を語られることはまずありません。

 

なので、この記事をご覧いただいているあなたには真実をお話しましょう。

 

老人って、信じられないほど凶暴ですよ。

 

確かに、心にしみるほど優しい人もいましたが、凶暴な老人のインパクトが強すぎます。

 

介護士の日常は、老人からの暴言暴力と切っても切れないものなので、この仕事をやるなら覚悟してください。

 

引用しているツイートに書かれている程度のことなら日常茶飯事です。

 

私の同僚も、

  • 歯形が腕に残るくらい噛みつかれた
  • ミミズ腫れになるほど引っかかれた
  • ハサミを持って襲い掛かられた
  • 杖を振り回して襲い掛かられた

このくらいの被害に遭っています。

 

余談ですが、私が今でも覚えているのは、真冬の寒さに耐えながら働いている時の利用者の暴言です。

 

「おー冷たい!なんだお前の手は!これは死人(しびと)の手ですよ!」

 

さすがにこの時は力いっぱいぶん殴ってやろうかと思いましたが、ギリギリ思いとどまれました。

 

そう言えば、老人を2階のベランダから放り投げて殺して有名になったアミーユ川崎という施設がありますね。

 

当時はその犯人がめちゃくちゃに叩かれてましたが、無邪気に正義感を振りかざせるのは介護の実態を知らないピュアな人だけです。

 

現場の介護士は壮絶な精神攻撃にさらされていますからね。

 

また、肉体的にも湿布とコルセットがお友達になるくらいの負担があります。

 

夏場など、私が腕や指に巻いているテーピングが丸見えなんですが、それでも老人って全く遠慮をすることがありません。

 

そういう時にどれほどの怒りと憎しみが沸き上がるかは、経験した人にしか分からないことでしょうね・・・

 

まとめ

 

 

さて、介護士のキツさ、将来性のなさが大分伝わったと思います。

 

  • キャリアアップの無意味さ
  • 介護士の待遇改善は絶望的な状況
  • 老人の人権ばかり叫ばれて、介護士の人権は無視
  • そもそもこんな仕事を何十年もやったら体が壊れる

 

こうした理由で私は介護を去りました。

 

そしてブロガーに転身した、というかは介護を辞めるためにブログビジネスに取り組みました。

 

そのあたりはプロフィールに書いてある通りです。

 

介護士に限らず、私と似たような境遇の人が人生を好転させるきっかけを作れたらいいなという気持ちで私はこのブログをやっております。

 

なので、プロフィールを見てもらってブログビジネスに興味がわいたのなら、お気軽にメッセージをくださいね。

 

それでは今日はこの辺りで失礼します。

 

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

 

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