田村です。
ケチな人って、人のお金や時間を平気で奪いますよね。
私も、クーポンを使える店に行くために無駄に歩かされたことがあります。
それにしても、ケチな人たちは一体どういう価値観なのでしょうか?
今回はケチな人たちの価値観の正体と、ケチと節約・倹約の違いについて解説していきます!
そして、この記事を読めば、ケチな人との適切な距離感を掴むきっかけになるはずです。
それでは早速、ケチな人の特徴から見ていきましょう。
ケチな人の7つの特徴
ケチな人の特徴1・「お金がない」が口癖
ケチな人は「お金がない」と口癖のように言います。
というのも、ケチな人は「自分以外にお金を使いたくない」という感情が常に働いています。
そこで、ケチな人は普段から出費を迫られないように予防線を張るわけです。
昔、私が勤めていた職場にも、同僚が退職する時の贈り物で一人1000円出そうという話の時ですら、「お金がない」と言って渋る人がいましたからね。
こうやってケチな人は、「お金がないキャラ」のイメージを周囲に定着させて自己防衛を図っていると思われます。
ケチな人の特徴2・お金の損得勘定に敏感
ケチな人は、お金を基準に物事を考えます。
例えば、ケチな人は、飲み会では「元を取らねば!」という意識でとにかく大量に飲み食いしようとする人も多いです。
しかし、お金を出して飲み会に参加して得られるものって、別に飲み物や食べ物などの「商品」だけではないですよね。
飲み会で得られるものは、「友達との楽しい時間」「友情の深まり」「人脈」など、目に見えない種類のものも沢山あります。
ケチな人にはそういう目に見えないものを考慮できない人が多いわけです。
だからケチな人は、お金を払った以上は、それ以上の「商品」を受け取らないと気が済みません。
そういう背景もあって、ケチな人はお金を基準にした損得勘定に走るわけです。
総合的に考えると、飲み会の空気を壊す方が長い目で見て「損」なはずですけどね・・・
他人の視野を広げるのは至難の業なので、本人が何らかのきっかけで成長するのを見守るしかないでしょう。
ケチな人の特徴3・細かく割り勘してくる
ケチな人は、割り勘のやり方が細かいです。
どのくらいかと言うと、店員さんに両替をさせてまで10円単位の割り勘をしようとする人もいます。
こっちからしたら、その割り勘のやり方は「そこまでするか?」というレベルですよね。
余談ですが、私だって割り勘自体は割と普通にやります。
ただ、千円札や小銭の有無を確認してゴチャゴチャ手間をかけるようなことはしません。
その理由は、以下の3つですね。
- 相手の時間を奪うから
- 店員の時間を奪うから
- それは信頼度の低下につながるから
まず、私は相手や店員の時間を無駄に奪うことは極力したくないんですよ。
というのも、人は自分の時間を奪った人間を不快に感じます。
また、店員に不快感を与えるところを見られても、一緒にいる友人に不快感を与えます。
で、そういう不快感を他人に与え続けると、自分に対する信頼がどんどんなくなるわけです。
私は身近な人間からの信頼を大事にしたいので、会計で細かいことはゴチャゴチャ言いません。
逆に言えば、ケチな人の価値基準では、「信頼」の優先順位がかなり低いのでしょう。
ケチな人の特徴4・他人に会計をなすりつける
ケチをこじらせると、他人に会計をなすりつけることもあります。
例えば、以下のような人が該当します。
- 「財布忘れてきたんだよねー」と平然と奢ってもらいに来る
- 会計のタイミングを見計らってトイレに行く
はっきり言って、こういった行為は「相手のお金を奪う行為」と何ら変わりません。
で、当然のことながら人は何かを奪われると不快に感じます。
先ほど、時間を奪われる例を説明しましたね。
今説明しているのはお金を奪う例ですが、これは時間を奪うのとは比較にならない不快感を相手に与えます。
そして先ほども言ったように、不快感を与えると信頼されなくなるわけです。
ケチな人は信頼を損なうことのリスクを軽く見ているのでしょう。
ケチな人の特徴5・クーポンを強制使用
ケチな人は、意地でもクーポンの使える店に入ろうとすることがあります。
それが例え、デート中で、しかもちょっと離れた店だったとしても、「○○だったらクーポンが使えるからそこに行こう!」なんて言う人もいるわけです。
相手にしてみれば、「なんでたかだか数十円のために無駄に歩かなければいけないの?」って思います。
要するに、このケースは「相手の時間と体力を奪う行為」です。
また、相手としては「私の意向はクーポン以下なの!?」という不快感も生じます。
先ほど、人は何かを奪われると不快に感じると言いました。
他にも、人は自分を軽んじられると不快に感じるのです(当たり前ですが)。
もちろん、何でもかんでも相手の意向を叶えればいいというわけではありません。
しかし、クーポンのために相手の意向を否定すると、相手はバカにされたと感じて当然でしょう。
ケチな人は、相手の気持ちをもうちょっと重んじるようにした方がいいでしょう。
ケチな人の特徴6・飲食店で調味料などを持ち帰る
ケチな人って、喫茶店でシュガーや紙ナプキンを持ち帰ったりしますよね。
当たり前ですが、そういった調味料やペーパーはお店の中で快適に過ごしてもらうための配慮です。
なので、そうした物品をお持ち帰りすることは店側も想定していません。
つまり、これも「店から物品を奪う行為」と私は思っています。
で、普通の人がこの行為を見ても、不快に感じるわけです。
なぜなら、人は誰かが不快な目に遭わされる場面を見ても、不快に感じるからです。
例えば、赤の他人が店員にめちゃくちゃなクレームを言っている場面を見ても、クレーマーに不快感を抱きますよね。
それと同じ原理で、お店のご厚意で用意されたものをがめつく持って帰ろうとすると、相手は不快に感じるわけです。
ひとまず、こういう行動は「他人から奪っても平気な感性」からくるものだと意識しておきましょう。
ケチな人の特徴7・他人を利用しようとする
ケチな人は、お金だけでなく自分の労力と時間を出し惜しみすることも多いです。
ありがちなのが、仕事を他人に押し付ける行為ですね。
私も、昔働いていた職場でよく仕事の押しつけに遭いました。
そうは言っても、お互い対等に助け合っている前提で頼まれるなら不快には感じません。
ただ、明らかに一方的に負担を押し付けてくる人はケチの傾向が強いですね。
というのも、そういう人は「人の時間や労力を奪う行為」に抵抗を感じないからそういうことが出来ます。
要するにケチな人は「奪うこと」に抵抗がないんですね。
なので、ケチな人対策としては「奪わせない」ことを意識しましょう。
さて、ここまで説明してきた行動をする人は、どのような性格なのでしょうか。
ここからはケチな人に見られる性格を考えてみましょう。
ケチな人に多い3つの性格
ケチに多い性格1・自己中心的
先ほど、ケチな人には以下の特徴があると確認しましたね。
- 他人のお金、時間、物品を奪っても平気
- 相手を尊重できない
これはまさに自己中心的と言わざるを得ません。
店員などの赤の他人まで尊重しろとは言いませんが、身近な人くらいは尊重して欲しいものです。
ケチに多い性格2・恩着せがましい
ケチな人は、お金を余分に出すと恩に着せてきます。
というのも、ケチな人はお金が価値基準です。
なので、余分なお金を出した以上、ケチな人はそれに相当する分かりやすい対価がないと気が済みません。
先ほどから私は「信頼」を失うリスクの話をしていますが、ケチな人にとって「信頼」という実感できないものは対価に入らないのです。
ケチな人が恩着せがましいことが多いのは、こういう背景があるからなんですね。
ケチに多い性格3・周囲の目を気にしない
ケチな人は、周囲の目を気にせず損得勘定に走ります。
1円単位まで割り勘するのがいい例ですね。
これも先ほどから言っているように、価値基準がお金に支配され過ぎているからです。
だから、ケチな人は周囲からの印象が悪くなっても、お金の損得を優先してしまうのでしょう。
さて、ここまでケチな人に多い性格を見てきました。
ここからは、ケチな人になる心理を考えてみましょう。
ケチな人になる3つの心理
ケチな人になる心理1・お金を失う恐怖心が強い
ここまで、ケチな人は価値基準がお金に強く支配されていると説明してきました。
それでは、なぜケチな人はお金に支配されているのでしょうか。
それは、お金に関する恐怖を植え付けられる経験をしたためであることが多いです。
具体的には、以下のような経験ですね。
- 親がわずかなお金のことで喧嘩をしていた
- おもちゃを買ったら、親に「そんな無駄なものを買って!」と怒られて傷ついた
- 親が借金をしていて、家に取り立て屋が来たことがある
- 家がめちゃくちゃ貧乏で、それが原因でイジめられた
こういう経験をすると、お金を失うことに対してネガティブな刷り込みがされます。
だから、ケチな人は周囲の評価を下げてまで金銭的な損得勘定に走るわけですね。
ケチな人になる心理2・与えることが嫌い、奪うのは好き
先ほど言ったように、ケチな人はお金を失う恐怖心が強いです。
なので、ケチな人は他人のためにお金を出すことを極度に嫌います。
ただ、普通はそれでもお会計の時にトイレに行って相手に払わせようとまではしません。
しかしケチが重度に悪化すると、他人に会計を押し付けてでも自分の出費を抑えようとする人もいます。
こうやって「他人には与えないが、他人からは奪う」という習慣が肥大化していくわけです。
習慣は日々の行動の積み重ねでどんどん肥大化していくので、露骨に人から奪うほどのケチになると修正にも一苦労します。
【参考記事】
上記の記事を見てもらえば分かりますが、ケチも習慣の1つなのです。
なのでケチを直したければ、「他人のために行動する」ことを習慣化するのが一番です。
例えば見返りを求めずに人に親切するのも「他人のための行動」に入ります。
この習慣化は、お金を使わなくても出来るケチ改善の第一歩なので、ケチを改善する気がある人には教えてあげましょう。
もちろん、自分を改善しようとか、成長したいとか、そういう気持ちが全くない人には何を言っても無駄ですが・・・
あなたがそういう人に困っている場合、きっかけさえあればその人もいつか変わると信じて、適度な距離を保ちましょう。
ケチな人になる心理3・形のあるものしか見えない
すでに何度か指摘しましたが、ケチな人は「信頼」など目に見えないものの価値を軽視しています。
というのも、ケチな人の価値基準は「お金」と、「お金と直接交換できるもの」だからです。
信頼、友情、愛情、人脈など、お金と交換できないものの中にも大事なものは沢山あるはずなんですが・・・
例えばですけど、信頼は以下のように色々と変化します。
- 信頼があるから人脈を紹介してもらえる
- そしてその人脈がビジネスチャンスに変わる
- ビジネスチャンスが来たからお金を稼げた
あるいは、私のようにブログとメルマガで稼ぐネットビジネスをやっていると、以下のようなロジックを学びます。
- 価値のあるものをこちらが先に提供する
- 読者は無償で価値のあるものを受け取り、信頼度が上がる
- 信頼度がある状態だと、有料のサービスを告知しても購入してもらえる
- 購入しなかった人でも、メールの返信などでエールをくれる
- 読者からの返信をメルマガで引用すると、メルマガが盛り上がる
- メルマガが盛り上がると、読者からの信頼度がさらに上がる
- 今まで商品を購入しなかった人の中にも、商品を購入する人が現れる
このように、ビジネスって意外とお金と商品の「等価交換」ではありません。
価値は先にこちらが提供し、商品を購入しなかった人に対しても、「信頼」という資産が増加すると考えるので気にしないのです。
また、「信頼を勝ち取ったからには、すぐにお金に変えたい!」とも思いません。
というのも、「信頼」は知識や情報、人脈など、お金で買えないものに化けて返ってくることがあるからです。
だから私は、何か人にしてあげたら、「徳を積めたからよし!」と思っています。
あ、もちろん、態度の悪い人と失礼な人には何かしてあげたいとは思いませんけど(笑)
まあでも、ケチな人が徳や信頼などの目に見えないものを信じるには、何かきっかけが必要でしょうね。
まとめ
それでは、今回の内容をまとめます。
- ケチな人は、価値基準がお金に支配されている
- ケチな人は、他人から何かを奪うことに抵抗がない
- ケチな人は、信頼などの目に見えないものを軽視している
色々と具体的な現象も説明しましたが、そのエッセンスを抽出すると上記の3つとなります。
念のため補足すると、節約・倹約では他人から何かを奪ったり、信頼を失ってまでケチろうとはしません。
なので、ケチの正体は上記3つの価値観なわけです。
もしあなたがケチな人に悩まされていたら、相手はそういう価値観で動いているのだと意識しましょう。
そして、相手が自己改善の必要性を意識しているようなら、さりげなく徳や信頼の大切さを教えてあげましょう。
記事中でも説明した通り、他人に与える行為を習慣化するのが一番の近道です。
【参考記事】
是非これも教えてあげてください。
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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