田村です。
新卒、中途、社員、パートを問わず、新しい職場は緊張しますよね。
- 何をどこに置いてあるのか
- 職場ではどう振る舞えばいいのか
- 仕事は何をどれだけやっておけばいいのか
こうしたことを探りながら仕事を覚えるのはかなり大変です。
新人は仕事が分からない上に、あちこち気を遣いながら仕事をするので当然ミスも増えますよね。
「あ~、またやってしまった」
と落ち込む事も少なくないでしょう。
なので、何かと落ち込まされる仕事のミスは、出来るだけ早く減らしていきたいですよね。
また、仮にミスをした場合も、仕事的にも精神的にも早くリカバリーしたいですよね。
というわけで今回は、ミスを減らし、素早くリカバリーするための方法を考えていきましょう。
Contents
新人はミスをするし、仕事が出来ないのが当たり前
新人の時って、ミスをしないかどうかをめちゃくちゃ気にしますよね。
しかし、何も教わってない新人がいきなり一発で完璧な仕事を出来るなんてあり得ません。
新人というのは、仕事ができないものだし、出来たとしてもどこかにミスがあるのは当たり前なのです。
もちろん、まともな会社ならその程度の事は織り込み済です。
なので、まともな会社やまともな上司は、失敗しても大丈夫な仕事から新人に教えます。
つまり、「失敗できるうちに失敗して、早く一人前になってね」と会社は思っているわけです。
それに、基本的に新人に任されるのはミスしても大丈夫な仕事なので、新人のミスが致命的な事態になる事はそうそうありません。
ただ、当たり前ですが「新人なんだから仕方ないでしょ!」なんて開き直ったら致命的な反感を買います。
多少叱られてもグっとこらえて、フォローしてくれる仲間に感謝しながらレベルアップを目指しましょう。
仕事のミスで落ち込む前に新人がすべきこと1、仕事の全体像を把握する
どんな仕事でも、まずは全体像を把握することが大事です。
というのも、全体像が頭に入ってないと、1つ1つの作業がどこまでやればOKなのかが分かりません。
例えば、私の前職は介護施設でしたが、「ゴミ出し」という作業が1日2回ありました。
「ゴミ出し」では、昼間の職員が昼過ぎに1回、深夜に夜勤が1回、ゴミを集めて屋外のダストボックスに入れる作業です。
ではこの「ゴミ出し」は、どのくらいキッチリやればいいのかと言うと、忙しい時は1回くらい省いたって問題ありません。
というのも、一週間という大きな視点で見た時に、ゴミの収拾は火曜と金曜の午前中です。
つまり、月曜と木曜以外は、多少ゴミを残したって問題ないわけです。
そう考えると、月木以外で気合を入れてチリ1つ残さずゴミを収集するのはかえって効率が悪くなります。
※もちろん、生ゴミと汚物関係は気合を入れて収集してました
であれば、ゴミ出しはほどほどにして、他にもっと優先すべき仕事はないかを考えることが出来るわけです。
このように、全体像が頭に入っていることで、「この仕事はこのくらいでOK」という判断が出来ます。
逆に全体像が頭に入ってないと、「ゴミ出しを教わったからには、利用者の個室の小さいゴミ箱まで毎回チリ1つ残さずに集めなきゃ!」という発想になります。
そして「それはそんなに手間かけてやることじゃないから」なんて説教されるわけです。
これは業種や職種が変わっても同じ事が言えます。
「何をどれだけやればいいのか」という見切りをつけるためにも、仕事の全体像を意識してみましょう。
仕事のミスで落ち込む前に新人がすべきこと2、優先順位を理解する
仕事を的確にこなすためには優先順位をつける事も大事です。
例えば、私が昔いた介護施設でも、利用者に食後の服薬をさせるのに忙しいタイミングでゴミ出しに精を出されてイラついたことがあります。
というか、早く薬を出さないとキレる老人もいるわけですよ。
案の定、1人が空気を読まずにゴミ出しをしていたせいで服薬が遅れ、一部の老人がキレ出しました。
そして、そんな老人をなだめるのに余計な時間を使うわけです。
このように、優先順位を間違えて自分本位な仕事をすることで、職場全体の仕事の効率が落ちます。
なので優先順位は正しく理解することが大事です。
もし優先順位が分からなければ、それを先輩に聞いてみましょう。
そして、自分が思っていたのと違う答えだったら、なぜなのかを考えてみましょう。
そうすると、仕事の全体像の理解が早まるはずです。
全体像の理解が深まり、優先順位を正しくつけられるようになると、ミスも減ってくるでしょう。
仕事のミスで落ち込む前に新人がすべきこと3、デキる人を真似する
仕事を覚えるのに最も効果的な方法は、デキる人を真似することです。
というのも、自分でゼロからコツを見つけるより、すでにデキる人からノウハウを盗んだ方が早いからです。
それに、「学ぶ」の語源は「真似ぶ」から来ています(これはこじつけではなく、本当です)。
なので、周囲に参考になる人がいれば、その人の振る舞いや仕事ぶりを徹底的にコピーしてみましょう。
例えば私は、介護施設の先輩が声かけに使っているセリフをパクりました。
他にも、差し入れを持ってくるタイミングなども真似してやってみました。
その甲斐あって、私は職場に早くなじむ事が出来たんです。
やはり、その職場になじめる振る舞いは、すでになじんでいる人の振る舞いをパクるに限ります。
余談ですが、私が現在やっているブログビジネスでも真似は超大事です。
ブログでは文章を書くのが仕事なわけですが、そのライティングを覚えるのに重要な方法が「写経」なんですね。
【参考記事】
写経の効果とは?シンプルなコピーライティングのトレーニング方法!
ちなみに写経というのは、他人の文章をなぞって自分で書いてみる作業を指します。
このように、仕事というのは基本的に誰かを真似することで覚えるものなので、積極的に真似していきましょう。
仕事のミスで落ち込む前に新人がすべきこと4、ミスはすぐ上司に報告
新人にとってのミスとは、成長するための大切なステップです。
しかし、ここでミスを隠すとロクなことがありません。
理由は以下の3つです。
- ミスの発覚が遅れる事で被害が拡大する
- 拡大した被害についても責任を問われる
- 嘘をついたことで人間的な信用を失う
なので、何かミスをしたら素早く上司や先輩に相談しましょう。
それに、上司に報告した時点で、そこからの対応は上司の責任になります。
素早い報告は職場のみならず、あなた自身を守るためでもあるのです。
そして、ミスを報告した後でやるべきことが3つあります。
- ミスの対応に関して、上司の指示通りに動く
- なぜミスが起きたのかを考える
- 次からどうするべきか考える
これさえ出来ていれば、あなたが学習能力と仕事を覚える意欲を持っていることが周囲にも伝わるはずです。
まとめ
それでは、今回の内容をまとめてみましょう。
- 新人は、失敗できるうちに失敗して、早く一人前になるように心がけよう
- 仕事はまず全体像を把握しよう
- 全体像を把握できたら、優先順位をつけてみよう
- 仕事がデキる人の振る舞いを真似してみよう
- ミスはすぐに上司に報告しよう
これらを意識することで、仕事も効率よく覚えられます。
もしミスをしてしまったら、それをプラスに変えることを考えてみましょう。
「このミスは、○○を学ぶために必要なことだった」と再定義できれば、必要以上にクヨクヨ悩むことも少なくなります。
【参考記事】
上記の記事で再定義のやり方を説明しているので、そちらも参考にしてください。
それでは今日はこの辺りで失礼します。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
【お問い合わせ】
【コンテンツ一覧】
【関連記事】